同窓会の仇花は福引大会:市川智章(高16回)
同窓会総会は年に一度のお祭りだ。
お祭りは難しい顰め面ではなく文句なしの笑い顔で埋まって欲しい。そして、そのための特別な会費を集めないならなおいいではないかということで、同窓生のご喜捨を募った福引大会を催すこと、第25回総会、30回、40回と過去3回に及ぶ。
福引大会の効果は、手前味噌ではあるが総会出席者数の変化で判る。新卒者を無料で初めて招待した平成2年のバブル期22回は443名、翌23回は473名だった出席者数は、平成3年3月から始まったバブル崩壊の24回で399名と急落したが、平成5年の25回は福引大会の呼び込みが功を奏したのか、459名と持ち直している。
これは、バブル崩壊の終焉は平成5年の秋といわれているから、同年6月総会の盛況ぶりは同窓生全員の踏ん張りと覇気の現われともいえる復活への序奏だったのだろう。
商店街のように日頃のご愛顧に感謝して自前の商品をという訳にもいかず、同窓生の寄付寄贈を期待して、何が寄せられるか?のまま当日の大会を迎えることになる。
小生が事務局をした平成20年の40回総会での福引大会の裏方を回顧する。
2月の幹事会終了後、ホームページ上で福引きがあると知らせ、4月から学年幹事を通して同窓生に寄付寄贈を呼びかけた。因みに、前年の総会出席者数は322名。4人にひとりは何かしら当たるようにと提供を呼びかけた結果、5月末までに37名4グループにホテルからの計139点、単純に10人に4人は当たる確率の景品を寄せていただき、お蔭で我が家のひと間が貴重品倉庫となった程であった。正直、数が寂しかったら会費の蓄えからの拠出も諒解を戴いての出発だったが杞憂に終わりホッとしたことを覚えている。当日は時間の都合もあり、舞台上で20人、舞台袖で119人を忙しく賑々しく賞品をお渡しし、笑顔一杯の大会となった。残念ながら当日の出席者数は前年マイナス20名であった。
福引で思い出すのは、平成10年30回総会で、中学○回の●●先輩が出した自らの仕立付き高級背広服地を、何と!出席者最年長の100歳中学11回の池谷武雄先輩が引き当てたことであった。さらに、驚くべきことに翌31回総会に池谷先輩がその仕立て上がった背広姿を壇上で披露したことに一同やんやの喝采を贈った光景は、いまでも鮮やかに翻る。やはり福引大会は元気の出るお祭りである。
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